【責任施工方式】
マンション管理組合が自ら作り上げる
大規模修繕工事のカタチ

管理組合が修繕の主役となって、もっと住みやすいマンションに育てていきたいなぁ
管理組合が修繕の主役となって、もっと住みやすいマンションに育てていきたいなぁ

大規模修繕工事において、ここ数年、目立って増えているのが、「積極的に大規模修繕工事に参加したい」といった希望をお持ちの管理組合様です。 10年以上前に行った1回目、あるいは2回目の大規模修繕工事での経験や気づきも踏まえて、「専門的なことはサポートが必要だけど、自分達ももっと積極的に関わっていくことが大切だと感じた」「単なる塗り替え工事ではなく、もっと自分たちの希望やアイデアも採り入れられないか」といったお声を多くいただいています。

    一例ですが、
  • 修繕積立金を無駄なく効果的に使って工事をしたい
  • 次の大規模修繕やその先まで見据えて、今、何をしなければいけないのか考えたい
  • やりたいこと、困っていることは多いけれど、どう解決すればいいかわからない
  • 防犯対策、バリアフリー、断熱性アップなど、時代に即した機能向上項目を取り入れたい
  • メンテナンス費用がかかる機械式駐車場を解体し、平置き駐車場に変えたい
  • マンションのイメージをがらりと変えるようなエントランスデザインにしたい
  • 安心して暮らせるよう、本格的な耐震補強工事をしたい
  • マンションの価値を上げるためにはどんなことができるのかアドバイスがほしい
  • 大規模修繕も日々の不具合も、困ったときに安心して相談できる工事会社を見つけたい

マンション管理組合の皆様が、大規模修繕工事の主役となって色々な課題を解決し、
希望を実現するためには「専門家のサポート」が不可欠です。

そこで今回ご紹介したいのが、皆様の希望や理想を実現させるために「マンション修繕の専門家」が行うプロのサポートです。
マンション管理組合様と工事会社が直接タッグを組んで大規模修繕工事を行う「ヤシマ工業の責任施工方式の大規模修繕工事プラン」です。

ヤシマ工業の「責任施工方式」大規模修繕工事プランヤシマ工業の「責任施工方式」大規模修繕工事プラン
修繕だけにとどまらない想いを形にする
工事のプロのサポート

ヤシマ工業が提案するのは「自分達の理想のマンションを、自分達が主役となって育てていきたい」という管理組合様の想いを、ヤシマ工業がサポートして一緒にカタチにしていく「責任施工方式の大規模修繕工事プラン」です。

このプランの特長は工事会社である私たちヤシマ工業が、マンション管理組合様から直接大規模修繕工事のご発注をいただく「責任施工方式」の契約方法にあります。
メリットとしては実際に施工をする工事の専門家が直接、ベストな工事内容をお客様と共に打合せをしながら組み立てていける点にあります。

さらに工事会社でありながら、工事の場面で関わるだけではなく、工事を準備する時点から、大規模修繕工事のプロジェクトメンバーの一員として打合せに参加し、実際に工事を行う専門家ならではの「付加価値の高いご提案」をご提供できる点も魅力の一つです。

大規模修繕工事が初めての管理組合様でも、回数を重ねたベテランの管理組合様でも、それぞれのマンションの状況に合わせて変わらずしっかりサポートしてまいります。大規模修繕工事を「お客様の住まいを守り、想いをカタチにするプロジェクト」と捉え、専門家という立場でお客様に寄り添い、工事の成功に尽力します。

「責任施工方式」
大規模修繕工事プロジェクトの実例

ここでは過去に手掛けたヤシマ工業の「責任施工方式の大規模修繕工事」ケーススタディをご紹介します。

築36年、さらに30年先を見据えてマンションのリブランディングを実施【ソフトタウン戸塚Ⅱ】

■竣工年|1985年
■総戸数|50戸
■階数|地上5階
■構造|RC造

築36年を迎えた2021年に第3回目の大規模修繕工事を実施したこちらのマンションは、第2回目の大規模修繕工事もヤシマ工業で施工をしていただいて以来、アフター点検や小規模工事を通じて10年以上のお付き合いが続いていました。そんな中ご相談いただいたのが、第3回目の大規模修繕工事です。

1回目、2回目と大きく違う点は、築35年を超え、建物も根本的な補修や設備の交換が必要な箇所が増えていました。管理組合様としても、さらに先を見据えたとき、資産として、そして大切なお住まいとして、どう守っていくかを真剣に考えていらっしゃいました。お打合せを重ねる中、今までの建物の歴史に新しい風を取り入れ、新たな魅力を放つ建物へ、「ソフトタウン戸塚Ⅱ」というマンションのリブランディングまで踏み込んで改修工事を実施することに決まりました。

まずはマンションの顔である館銘板や住戸の表札のほか、各所で使用されているサイン類のデザインを一新。こうしたサイン類は建物全体の面積から比べるとほんのわずかな変化ですが、建物から受け取る印象をガラッと大きく変える効果があります。また、壁や床、扉に白やナチュラルな木目調のデザインを取り入れることで、光があふれる明るい雰囲気になりました。デザイン面だけではなく、玄関扉の交換や駐車場の整備、宅配ボックスの設置など、組合員様からの要望に応えて使い勝手を向上させることも、今回の工事の大きなポイントとして取り組みました。

管理組合の皆様の「自分達のマンションを良くしたい」という想いは、必ずマンションに伝わります。ぜひ、次の30年に向け一緒に歩みを進めていただければと思います。

●全景

●エントランスの改修

●エントランスの改修(内部)

●館銘板のリニューアル

●ポストの交換

3回目の大規模修繕工事 試行錯誤を重ね、行き着いたのは「責任施工方式」【千葉サニータウン】

■竣工年|1984年
■総戸数|256戸
■階数|地上16階
■構造|SRC造

築39年を迎えた2023年に第3回目の大規模修繕工事を実施しました。こちらのマンションは第1回目を「管理会社元請方式」、第2回目を「設計監理方式」で工事をされています。そして、実際に工事を経験していく中で得た気づきや反省を経て、第3回目は「責任施工方式」を採用し、ヤシマ工業を工事のパートナーとして選んでいただきました。

今回の大規模修繕工事の大きなポイントのひとつが、建物外部に設置された立派な鉄骨階段です。256戸、地上16階建てという大きなマンションですので、ひとえに階段といってもとても存在感があります。非常時の避難経路である鉄骨階段は、健全な状態で維持する必要がありますが、築40年近くが経ち、劣化も目立ち始めていました。ただし、直すにはそれなりの費用が掛かることもわかっていたため、管理組合様も一歩踏み出すには慎重にならざるを得ない状況でした。

ヤシマ工業でもそうしたお話を伺い、どういった改修をすればコストを抑え、安全に工事を行うことができるのか、改めて鉄骨階段の仕様を確認し、工法を含め様々な角度から検討をしました。また、長期営繕委員会の皆様とも、現実的に実施が可能か、色々な可能性を探りながらお打合せを重ねました。結果、鉄骨階段の改修を含む修繕プランを無事総会でご承認いただき、工事を実施することができました。

千葉サニータウン長期営繕委員会の皆様には、工事後にインタビューの機会をいただきました。「今回、なぜ責任施工方式を選んだのか」、過去の経験も踏まえお話をお聞かせいただいております。ぜひ、こちらもご覧ください。

●全景

●鉄骨階段

●屋上

3年間の準備を経て、1回目の大規模を責任施工で実施 315戸の大型マンションオーベルグランディオおおたかの森

■竣工年|2009年
■総戸数|315戸
■階数|地上14階
■構造|RC造

築13年を迎えた2022年に第1回目の大規模修繕工事を実施しました。315戸の大型マンションということもあり、工事の準備で約3年、工事に10ヶ月程度と管理組合様にとっても数年単位の一大プロジェクトでした。

第10期の管理組合総会で「大規模修繕工事は責任施工方式で実施する」ということが決まってから計画は大きく動き始めます。第11期で修繕委員会を立ち上げ、第12期で施工会社の選定、第13期での完工を目指し、修繕委員会と理事会が中心となって計画を前に進めました。

一般的に、第1回目の大規模修繕工事では、初めて工事を経験されるという組合員様も多くいらっしゃいます。加えて、こちらのような大型マンションでは関わる方の人数も多い分、組合員様の理解を得るための丁寧な広報活動や意見調整が欠かせません。さらに、コロナ禍に重なったこともあり、活動が制限される期間もありましたが、工夫をしながら準備を続け、管理会社、施工会社とも上手に連携をとり、見事、計画通りに工事を実施されました。

工事後、修繕委員長の皆川様にインタビューの機会をいただきました。修繕委員長に就任されてから取り組んだことや、工事に至るまでの活動の内容などもお話いただいております。ぜひ、こちらもご覧ください。

●全景

●共用廊下

ヤシマ工業「責任施工方式」大規模修繕工事の流れ

  • ステップ01

    ご相談

    担当者が丁寧にヒアリングを行います。実現可能かどうかは問わず、まずはお客様のお考え、イメージ、アイデア、困りごと、実現したいことがあればぜひお聞かせください。上手く言葉にまとまっていなくても構いません。他にも工事にあたっての疑問点や懸念点があればお気兼ねなくお尋ねください。

  • ステップ02

    建物診断

    次に、まずは建物の状態を確認しましょう。発生している劣化・不具合状況を目視や機械等で調査をし、建物の現状を把握することで、修繕が必要な箇所や状態を確認します。

    詳しく見る

  • ステップ03

    企画提案

    建物診断の結果を踏まえ、建物の現状を知っていただくとともに、大規模修繕工事の方向性を検討していきます。どこを工事するのか、どんなことができるのか、現状と実現したいことを照らし合わせて検証し、お打合せを重ねて具体的な工事内容を組み立てていきます。

    ●必要な機能を回復させるためのご提案
    劣化や破損をしている箇所を直して機能を回復させる工事のご提案です。「無駄な工事をしない」「建物の長寿命化」というヤシマ工業の基本的な考えに沿って、補修が必要な箇所を洗い出します。「なぜそうしたほうが良いか?」も根拠とともに丁寧にご説明します。

    ●付加価値を加えるご提案
    「より良いマンションづくり」実現に向けたプランのご提案です。現地調査で得た気づきやお客様のイメージをもとに、実現可能かどうか、リスクはないか、多くの大規模修繕工事を施工してきたプロの視点からご提案します。

    ⚫︎エントランスの改修

    ⚫︎オートロック設置

    ⚫︎スロープの設置・ポストの交換

    ⚫︎玄関扉の改修

    ⚫︎サッシの改修

    ⚫︎耐震補強工事

  • ステップ04

    修繕設計

    お打合せの内容を踏まえ、具体的な工事計画を組み立てていきます。

    (1) 修繕設計
    お打ち合わせの内容に基づき、仕様書や改修図面など工事を進めるための書類を作成していきます。仕様書は「どこに」「どんな材料を使い」「どういった工法で」工事をするのか、細かく記載された指示書です。現場ではこの仕様書の内容に則って工事を行います。

    (2) 見積書作成
    仕様書や図面等をもとに見積書を作成し、管理組合様へご提示します。

  • ステップ05

    ご契約

    予算を含む工事計画にご納得いただき、管理組合総会で承認されると、いよいよご契約となります。進捗にもよりますが、計画初期段階でお問合せをいただいてから、大規模修繕工事のご契約までにはおおよそ1年程度かかるケースが多いです。

  • ステップ06

    着工~お引渡し

    いよいよ工事が始まります。着工前には工事説明会を開催し、工事の内容や期間中の注意点などを広報し、居住者の皆様が安全に過ごせるようしっかり準備をしましょう。また、工事中は大きな音がしたり、たくさんの人や車両が出入りしたりしますので、居住者の皆様も少なからずストレスを感じられる場面も多いと思います。管理組合様とは定期的に打合せを行い、工事の進捗確認やご意見も伺いながら、工事を安全・円滑に、そして居住者の皆様が工事期間中少しでも快適に過ごせるよう細心の注意を払って工事を行います。

    規模にもよりますが、工事期間は50戸未満のマンションでおおよそ3~4ヶ月、50戸~100戸位でおおよそ4~6ヶ月位、100戸以上や団地・タワーマンションなどでは半年から1年程度かかります。無事に工事が完了すると、お引き渡しとなります。

ヤシマ工業へのお問い合わせはこちらから

なお、大規模修繕工事そのものについての詳しいご説明はこちらをご覧ください。
大規模修繕成功までのステップ 工事の流れや進め方 修繕工事の詳細 アフターサポート

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●「マンション100年時代」に私たちが目指すもの
「壊さないことへの挑戦」を経営ビジョンに掲げ、「元に戻す」のではなく「進化させる」という考え方で、マンション大規模修繕工事の事業を発展させてきたヤシマ工業。年数が経過するほどに魅力が増す建物を味わう楽しさを、住み慣れたマンションでずっと長く暮らし続ける喜びを提供し、物心両面からサポートしていく。それが私たちヤシマ工業のミッションです。創業200年の経験をあなたのマンションに。ぜひご相談ください。

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ヤシマ工業株式会社