ヤシマ工業が選ばれる理由

ヤシマ工業は江戸後期1804年に、本所業平にて柿渋の問屋「下文」として創業しました。当時、柿渋は防水性・防腐性に優れた最先端塗料塗材として、日用品から建築家屋の内外塗装材まで幅広く使われ、江戸の町と建物を守っていたそうです。時代を経て、扱うものこそ柿渋から塗料、コンクリートへと代わりましたが、根底に流れる「建物こそ人の生活や社会を支える基盤であり、それを守ることこそ使命」という精神は200年間一貫して変わっておりません。ヤシマ工業は建物の長寿命化を事業の中心に、これからも社会のニーズに応え、お客様の建物を守り続けてまいります。

マンションが一般に普及してから50年。ヤシマ工業はマンション黎明期から建物を診て、多くの経験を積んでいるからこそ、なぜ劣化するのか、どう直せば良いのか、どこが再発しやすいのか、そして、どうすれば建物の寿命を引き出し、価値を再生できるのかがわかります。今、本当に必要な優先度の高い工事と先に延ばせる工事はないのか、快適性を高めるためにどんな付加価値をご提案できるのか、お客様とお打合せを重ね、建物の将来を見据えた資金計画まで考えてマンション特有の課題や希望を解決します。

ヤシマ工業がマンションやビルの改修に取り組み始めた1970年代、古い建物は壊して建て替えることが当たり前であり、建物を長く大切に使うという感覚すら希薄な時代でした。当然「マンションの大規模修繕工事」という言葉自体、世間に認知がない中、ビルやマンションの総合改修に事業の舵を切り、建物の長寿命化に取り組んできたのがヤシマ工業です。当時は修繕の教科書もマニュアルない中、現場で得た経験を糧に学び続け、以来40年、首都圏を中心に5,000棟を超える豊富な実績と経験を積んできました。長年蓄積されたノウハウをもつマンションのプロフェッショナル集団が、様々な症状を的確に診断・補修し、建物を蘇らせます。

江戸の創業以来、ヤシマ工業が挑み続けてきたのは建物を長持ちさせること。そのため、ただ劣化した箇所を直して終わりということではなく、建物が置かれた様々な状況に対応すべく、耐震補強やアスベスト対策なども長寿命化の一環として捉え、研鑽を積んできました。近年では、古くなったビルを全面改修する一棟丸ごと再生リノベーションなど、将来にわたって建物を長く安全に使っていただくために、機能面や安全性、資産価値など様々な側面から建物の可能性を捉え提案に活かすよう努めています。

ヤシマ工業は従業員数に占める資格者割合が高いことで知られています。また、修繕工事の現場で必要とされる資格に建築施工管理技士や一級建築士がありますが、他にもマンションの維持・管理に関する助言や指導を行うマンション管理士や、設備工事関連、アスベスト工事関連の資格など、その対応分野の広さは業界でもトップクラス。業務と並行して知識を磨き、2種、3種と資格を取得した者も多数おります。会社としても社員の資格取得に際し学校の受講料や書籍購入費、受験料などを全面的に支援し、より高いレベルの工事をお客様にお届けできるよう従業員の育成に努めています。

元請けであるヤシマ工業が直接工事を管理することで、建築業界特有の重層構造がなくなり無駄な中間マージンが発生しません。また、元請けの目で直接、厳しく管理された品質の高い工事を適正な価格でお届けできます。

昭和39年の会社設立以来、連続の増収黒字経営を続けております。健全な財務体質はもとより、創業以来培ってきた様々な技術やノウハウをご評価いただき一度ならず二度目、三度目の大規模修繕工事とご指名いただいたお客様もいらっしゃいます。施工中だけではなく施工後も、マンションの主治医として安心して長続くお付き合いいただける会社です。