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設備工事とは、配管や電気設備など建物に付随する各種設備の機能向上を図る工事です。 マンションでは数多くの設備が設置され、その役割を果たしていますが、ここでは4つの代表的な設備工事を中心にご案内していきます。
各戸に生活水を供給する給水管は、劣化が進むと水質の悪化、漏水事故へと繋がります。給水管の改修には、大きく分けて「更生工事」と「更新工事」があります。「更生工事」は管内部の錆や汚れを取り除き、保護をする工事で管の寿命を10~20年程度延ばすことができます。後者の「更新工事」は管そのものを交換する工事です。
また、高置水槽があり地震発生時の安全性に懸念がある場合は、給水システムの変更も検討すべき選択肢のひとつとなります。近年はより衛生的な水が供給できる直結方式が主流です。
劣化した排水管は水漏れ事故に繋がります。特に昭和30~40年代に多い鉄管が使われている場合、腐食が進んでいる可能性が高いので一度点検をおすすめします。築30年を超える建物では多くの場合、排水管の耐用年数は残り10~20年程度とお考えください。
また、共用部の排水管は、ほとんどが壁や天井の裏側に隠れているため、改修時は全戸入室工事となります。日常生活への影響を最小限に留めるため、上下階の工事スケジュールの調整、騒音対策や入室日の確認・徹底など、住人の皆様への広報活動やコミュニケーションもポイントです。
火災報知器やスプリンクラーなどの消防設備は、建物の種類や規模に応じて設置が義務づけられています。また、いつ火災が発生しても問題なく使用できるように、半年に1回の点検を行う法令義務もあります。
点検の結果、改修の必要性があると判断された設備は速やかに工事を実施し、安全システムを確立しなくてはなりません。「義務だから」という観点だけでなくいざという時に住人の皆様の命を守る重要なアイテムだと認識してください。設置後20年を超える設備には、交換が必要な場合も少なくありません。
分譲マンションの場合、共用部の電気配線は共同の配電盤で区分されています。古い配電盤を使い続けることで内部のブレーカーが劣化したり、配線がショートしたりすると、エントランスや廊下など共用部の照明だけでなく、各住戸内で使われているテレビやインターネット等も機能を停止することになります。
ブレーカーなどの電気設備は20~30年で寿命を迎えます。改修の際にはブレーカーの数やアンペア数を増やすなど、将来の利便性まで見据えて計画することをお勧めします。
建物を守り続けて二百年
ヤシマ工業株式会社
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